全身に電気が走ったような気持ち良さのオイルマッサージ


全身に電気が走ったような気持ち良さのオイルマッサージブログ:20150515


あれは私が小学3年生の秋、
窓を閉めて寝る季節のことだった…

母は19時9時から10時の間に自分の部屋にこもり、
「決して襖を開けてはいけない」と言った。
私はそれに従った。

だけど、それにしても、
一体、母は何をしているのか?
なぜ私は見てはいけないのか?
何か秘密でもあるの?…
そのうちだんだん妙な疑惑と不安がのしかかってきた。

もしかして、
母は「鶴の恩返し」に出てくる鶴ではないか?
隠れて織物を織っているのではないか?

実は「雪女」で、襖を開けたら、
真っ白の風にくるまれ、消えていくのではないか?
私は、そんな化け物から生まれたのか?

怖いやん…めちゃ怖くて、泣きそうやん…

こんな秘密を持つなんて、
きっと母は私が嫌いなんだ、
実のむすめじゃないからだ。

私はなんてかわいそうなむすめだ。
…泣きたくなって、襖を開けてしまった。

すると、母はなんと腹筋トレーニングの真っ最中!

「こら、開けたらあかんて言うたやん」
もうすぐトレーニング会で、
母は、競争に勝つために特訓中なのだった。

「あんたがおったら集中でけへんから、ひとりでやりたかったのに〜、
もうええわ。やめよっ!」
と、食卓に来てお茶を飲んだ。

そこで、べたべたとくっつく、
しけたしょうゆのあられを一つずつ5本の指先につけ、
指をなめずに食べた…
これ、母と私のお気に入りの食べ方。

「いつものことやけど、こうして食べたら、おいしいなぁ〜」
と笑う母。

で、私は5本の指を寄せて、
5つのおかきを同時にクチに入れるという技を極め、
母の絶賛と大笑いを得たのだった。

こんなことで絶賛してくれるのは実の両親以外あり得ない。
間違いなく私は母の息子だ!
すごく嬉しくて、そして、涙がとてもしょっぱかった。